【バーチャルYouTuber】ユリイカ7月号を読んで、私自身が反省したいこと。
本日お昼、図書館に行ったら新刊図書でユリイカ7月号が置いてありました。
それを読んだワタリカケルです。
ご存知の方も多いと思いますが、ユリイカ7月号はいわゆる「バーチャルYouTuber特集」です。
キズナアイちゃんや届木ウカ様、輝夜月ちゃんの関係者などが対談やエッセイの形で私たち読者に伝えたいことを綴っています。
時間の都合上全てを読んではいませんが、私自身多いに反省しなければいけないと思ったことがありました。
それは、
バーチャルYouTuberの可能性を限定していた
という点です。
さらに先を見据えていたバーチャルYouTuberの皆様
私はこれまでバーチャルYouTuberのことを「バーチャル」な「YouTuber」として紹介してきました。
その表現に間違いはなかったのですが、同時に私はこの表現にとらわれすぎている節がありました。
どういうことかというと、バーチャルYouTuberの皆様の活躍の場を「YouTube」に固執して考えていたということです。
それは前回の記事をご覧になればお分かり頂けると思います。
(前回の記事はこちら)
しかし、実際は違います。キズナアイちゃんや電脳少女シロちゃん、ミライアカリちゃんなど、YouTubeの画面を超えて活躍し、実績を残しているバーチャルYouTuberの方は多くいらっしゃいます。輝夜月ちゃんに至っては国境を超えたこともあります。
つまり、バーチャルYouTuberの皆様はYouTubeに留まらず活躍の場を広げています。
そこで私は思うのです。
もはや
彼女らを「バーチャルYouTuber」と呼ぶのは不適切なのではないか、と。
「YouTubeというコンテンツが現在最も流行していたからこれを用いたに過ぎない」
という趣旨のコメントをしています。
またキズナアイちゃんも「みんなともっと繋がるためにはYouTube一本では難しい」といった内容を語っています。
そう、彼女らの目的は
「みんなにより自らを認知してもらうこと」
でありYouTubeはその手段に過ぎなかったのです。
その点を私は見誤っていました。
たしかに現在彼女らはYouTubeでの動画投稿を主な活動としていますが、今後YouTubeに代わるコンテンツが現れた時はそちらに活動の場を移すでしょう。
バーチャルYouTuberはカテゴリにすぎない
最も大事なことは
「バーチャルYouTuber」の「キズナアイ」ではなくて
「キズナアイ」が「バーチャルYouTuber」として活動しているということなのです。
キズナアイちゃんはメインチャンネルであるA.I.Channelでは自らを「バーチャルYouTuber、キズナアイです」と自己紹介しますが
ゲーム実況チャンネルであるA.I.Gamesでは「バーチャルゲーマー、キズナアイです」と自己紹介します。
つまり確かにキズナアイはバーチャルYouTuberでありますが、活躍の場が変われば肩書きも変わります。
HIKAKINさんだってYouTubeで動画を出す際はYouTuberですが、ボイスパーカッションを披露する場ではYouTuberではなくアーティストですよね。
バーチャルYouTuberはカテゴリにすぎず、キズナアイちゃんのアイデンティティがそのカテゴリに収まることはありません。
バーチャルYouTuberは次のステージへ
先駆者の皆様の偉業によりバーチャルYouTuberは広く世に浸透しました。しかし、そこでゴールではありません。
YouTubeに収まらない、バーチャルアバターを用いた新しい自己表現、そしてそれは全員にとって等しく与えられた新しいチャンスなのだということをバーチャルYouTuberの皆様は教えてくれたのです。
こういった話はもちろん、バーチャルYouTuberに関するアツイ話をたくさん読めるユリイカ7月号、皆さんもぜひ読んでみてください。
ワタリカケルでした。